色々と終わりました。
まず、テストは今日で終わりました。
そして、部活も終わりました。
これから、本格的に受験シーズンになると思います。
とりあえず、前回言っていた小説を載せておきます(^ω^)
鬼閻と思いきや、閻鬼でした←
季節外れですいません!!
注意
※キス表現あり
※閻鬼
※受験生がこんなんで良いのか←
では、よろしければどうぞ(・ω・)
まず、テストは今日で終わりました。
そして、部活も終わりました。
これから、本格的に受験シーズンになると思います。
とりあえず、前回言っていた小説を載せておきます(^ω^)
鬼閻と思いきや、閻鬼でした←
季節外れですいません!!
注意
※キス表現あり
※閻鬼
※受験生がこんなんで良いのか←
では、よろしければどうぞ(・ω・)
閻魔大王は裁きの間で一人、手に持っている花を見ていた。その花は赤く、華やかだ。
(コンコン)
「大王?」
ノックと共に入ってきたのは、その秘書である鬼だった。その手にはお盆にのせられたお菓子と二つのコップがある。
「鬼男くん、ありがと」
「はい」
花を机におき、鬼男のほうを向いて微笑むとコップとお菓子を渡された。コップの中にはココアが、そしてお菓子はクッキーだった。
「やっぱ、甘いものは良いね♪」
温かいココアを飲んだ。閻魔は甘いものが大好物でココアが大好きだ。鬼男もそれを知っているため、休憩時間には大体甘いものとココアを持ってくる。
「あっそうだ…鬼男くん。この花は知ってるかな?」
思い出したようにそう言って机においた花を持ち、鬼男に見せる。しばらく眺めてから花の名前を呟く。
「…曼珠沙華…でしたっけ?」
「うん、そうだよ。よく知ってるね」
「…でも、実物を見たのは初めてです…意外と綺麗な花ですね」
曼珠沙華は彼岸花とも呼ばれ、あまり良い印象の花ではない。死人花とも幽霊花とも言われ、やはり良い名ではない。
曼珠沙華が咲くのは彼岸で、秋分の日を中心とした七日間の秋の彼岸だ。だから、彼岸花と呼ばれる。
「でしょ?俺はね、この花が好きなんだ」
真っ赤な花びらを眺める。真っ赤な花びらは閻魔の深紅の瞳の色と似ている。
「確かに…」
似合う
口にしそうになった言葉を慌てて飲み込む。どうせ、そんなこと言ったら調子にのる。…だから、言えない。
「ん?なぁに?鬼男君」
悪戯な笑み…とでも言えば良いのだろうか。実に楽しそうに閻魔が笑う。その表情は華やかな曼珠沙華が脇役になってしまう程、美しく見えた。
「い、いや…なんでも…」
思わず視線を反らした。考えを見透かされるようで…綺麗で。
その鬼男の様子を見て、妖艶に微笑む。
「んー?なにかな?」
花を机におき、席から立って鬼男を壁まで追い詰める。口元には笑みを絶やさないままに。
鬼男は表情を伺って視線を反らしてしまう。
「な、なんですか…急に…」
「えーだってさ、なんでこっち向かないの?目、反らすんだもん」
9割はあんたのせいだよ
心の中で悪態をつきながら、舌打ちをしたくなる。
ちなみに後の1割は鬼男の性格のせいだ。
「ねぇ鬼男君こっち向いてよ」
鬼男の顎に手を当てて優しく向かせる。意外とすんなり向いたが、視線は反らしたままだ。
「鬼男君」
「っ…!?」
いきなり口を塞がれ…いや、口づけをされて驚き、閻魔のほうを向く。
触れるだけのキスをして固まっている鬼男に微笑む。鬼男はやっと気づいたように顔が赤くなっていく。
「な、ななな何やって…」
「何って…キ」
「言うな!変態イカ!!」
「あー…もう、大王すら付いてないね…」
はんば、諦めたような口調だ。鬼男は動揺しているのか視線をさ迷わせている。
「ねぇ、鬼男君」
「はい?」
怒っているような口調で返した。
口調が強くなったのは、怒っているのではなく、照れ隠しのためだろう。
「キスしてよ」
「はぁ!?」
思わず、驚きの声が出た。普通この状況で言う言葉ではないことだろう。
だが、閻魔はただ自然に当たり前のことのようにサラリと言った。
「この状況でかよ!?もっと言うことあるだろ!?」
「い、いや…だって…してほしいんだもん」
「誰がするか」
「そんなこと言わないでさぁ~ねぇ鬼男君ー」
「あーもう!!うるさい!」
「!?……ぇ?」
閻魔と同じく、触れるだけのキスだった。だが閻魔のような余裕はなく、赤くなって横を向いて目を逸らしている。一方の閻魔はしてはくれないと思っていたのか突然のキスに驚いてる。
「…これで、良いですよね?」
「…うん!」
鬼男の声で我に返り、嬉しそうに笑った。先程の妖艶な笑みとは違い、無邪気な笑みだ。
「もう、鬼男君だーい好き~!!!」
鬼男の体に抱きついた。飛び付いたと言っても良い。
「離せ!変態大王イカ!」
「イカじゃないもん!」
「…変態か!?」
「変態じゃない!!」
いつものように言い合いをする。この時間が楽しい、たわいもないけれど無くしたくない時間。
「…好きだよ、鬼男君」
「…僕も…です」
目を合わせるとどちらからでもなく、キスをした。
(コンコン)
「大王?」
ノックと共に入ってきたのは、その秘書である鬼だった。その手にはお盆にのせられたお菓子と二つのコップがある。
「鬼男くん、ありがと」
「はい」
花を机におき、鬼男のほうを向いて微笑むとコップとお菓子を渡された。コップの中にはココアが、そしてお菓子はクッキーだった。
「やっぱ、甘いものは良いね♪」
温かいココアを飲んだ。閻魔は甘いものが大好物でココアが大好きだ。鬼男もそれを知っているため、休憩時間には大体甘いものとココアを持ってくる。
「あっそうだ…鬼男くん。この花は知ってるかな?」
思い出したようにそう言って机においた花を持ち、鬼男に見せる。しばらく眺めてから花の名前を呟く。
「…曼珠沙華…でしたっけ?」
「うん、そうだよ。よく知ってるね」
「…でも、実物を見たのは初めてです…意外と綺麗な花ですね」
曼珠沙華は彼岸花とも呼ばれ、あまり良い印象の花ではない。死人花とも幽霊花とも言われ、やはり良い名ではない。
曼珠沙華が咲くのは彼岸で、秋分の日を中心とした七日間の秋の彼岸だ。だから、彼岸花と呼ばれる。
「でしょ?俺はね、この花が好きなんだ」
真っ赤な花びらを眺める。真っ赤な花びらは閻魔の深紅の瞳の色と似ている。
「確かに…」
似合う
口にしそうになった言葉を慌てて飲み込む。どうせ、そんなこと言ったら調子にのる。…だから、言えない。
「ん?なぁに?鬼男君」
悪戯な笑み…とでも言えば良いのだろうか。実に楽しそうに閻魔が笑う。その表情は華やかな曼珠沙華が脇役になってしまう程、美しく見えた。
「い、いや…なんでも…」
思わず視線を反らした。考えを見透かされるようで…綺麗で。
その鬼男の様子を見て、妖艶に微笑む。
「んー?なにかな?」
花を机におき、席から立って鬼男を壁まで追い詰める。口元には笑みを絶やさないままに。
鬼男は表情を伺って視線を反らしてしまう。
「な、なんですか…急に…」
「えーだってさ、なんでこっち向かないの?目、反らすんだもん」
9割はあんたのせいだよ
心の中で悪態をつきながら、舌打ちをしたくなる。
ちなみに後の1割は鬼男の性格のせいだ。
「ねぇ鬼男君こっち向いてよ」
鬼男の顎に手を当てて優しく向かせる。意外とすんなり向いたが、視線は反らしたままだ。
「鬼男君」
「っ…!?」
いきなり口を塞がれ…いや、口づけをされて驚き、閻魔のほうを向く。
触れるだけのキスをして固まっている鬼男に微笑む。鬼男はやっと気づいたように顔が赤くなっていく。
「な、ななな何やって…」
「何って…キ」
「言うな!変態イカ!!」
「あー…もう、大王すら付いてないね…」
はんば、諦めたような口調だ。鬼男は動揺しているのか視線をさ迷わせている。
「ねぇ、鬼男君」
「はい?」
怒っているような口調で返した。
口調が強くなったのは、怒っているのではなく、照れ隠しのためだろう。
「キスしてよ」
「はぁ!?」
思わず、驚きの声が出た。普通この状況で言う言葉ではないことだろう。
だが、閻魔はただ自然に当たり前のことのようにサラリと言った。
「この状況でかよ!?もっと言うことあるだろ!?」
「い、いや…だって…してほしいんだもん」
「誰がするか」
「そんなこと言わないでさぁ~ねぇ鬼男君ー」
「あーもう!!うるさい!」
「!?……ぇ?」
閻魔と同じく、触れるだけのキスだった。だが閻魔のような余裕はなく、赤くなって横を向いて目を逸らしている。一方の閻魔はしてはくれないと思っていたのか突然のキスに驚いてる。
「…これで、良いですよね?」
「…うん!」
鬼男の声で我に返り、嬉しそうに笑った。先程の妖艶な笑みとは違い、無邪気な笑みだ。
「もう、鬼男君だーい好き~!!!」
鬼男の体に抱きついた。飛び付いたと言っても良い。
「離せ!変態大王イカ!」
「イカじゃないもん!」
「…変態か!?」
「変態じゃない!!」
いつものように言い合いをする。この時間が楽しい、たわいもないけれど無くしたくない時間。
「…好きだよ、鬼男君」
「…僕も…です」
目を合わせるとどちらからでもなく、キスをした。
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