一気に作ったものがあるので、置いていきます。
…本当に衝動的に書いたものですので、いつもとは書き方が違い、小説ですらない気が…（－－；
飛鳥組の小説です。
いつものごとく、多分太妹。多分。
メイン＝妹子 太子＝脇役 状態
ただ、やはり良思い…間違えた、両思いです。
では！！
「太子なんて嫌いです」
たった一言、でも言ってはいけない言葉を言ってしまった。
「いも…」
「帰ってください！」
思ってもないのに言ってしまった。どうしようもなくなって、追い出してから独りで泣いた。
どう表現して良いか分からない感情。ただ、嫌われる事が怖くて。苦しくて。
知らぬ間に距離が空いていることに恐怖があって、その距離を埋めようとしてもがいて、虚しくて。
好きだという感情なんて
苦しくて
虚しくて
怖くて
たった少しの事で喜んだり
話しをしているだけで嬉しくて
厄介なものだ
ただ、それがひどく幸せを感じるものであるから
手放せなくて
無くしたくないなんて思い
無くしてしまうことに怖くなる
たった一つの言葉に
嫌われないかと
怖くなり
確かめては
安心できない
だからこそ
好きになる
好きになる意味がある
そんなことを思ってみては
恐怖は消えず
ただただ
そのことを思うばかり
ただ
幸せだと感じるときに
貴方を
愛せて
良かったと
貴方に
愛されて
良かったと
安心して
嬉しく思ってしまうのです
「太子…」
愛する人の名を呼んで
「…ごめんなさい」
言葉の過ちを直そうとしようとも
謝ろうとも
結局
貴方はいなくて
また俯いた。
暫くそのままで居て、何も考えないようにしていた。
そうしたら、いつの間にか誰かの気配が近づいてきて僕の体を包み込んだ。
そうして、また暫くそのままで。何も話さず無言で。
ただ一言
「嘘です、ごめんなさい」
と謝った。
それだけなのに
また涙が出て
どうしようもなく
好きで
大好きで
離れたくないと思った
「大好きです」
大好きだけでは現せない感情。
怖くて
幸せで
離れたくなくて
苦しくて
ただ単純に好き
複雑だけど単純な思い
結局それは変わらない
一緒にいてくれて
ありがとう
