お久しぶりです!
テスト期間のため、更新を2週間自重いたしますが小説を書きましたので、置いていきます。
3回連続ですが、天国組です。ちなみに私は天国組が今現在、一番書きやすいようです。(初めて書いた小説が天国組だからだと思います^q^)
それと、余談ですが日.和.オン.リー.イベ.ン.トに行くのは断念しました。…正直行きたいですけれども…←
小説については、いつもと雰囲気が違うと思います。鬼男も閻魔も一度も相手のことが好きとは言っていません。ただ、鬼男が閻魔を大切に思っているというのは同じです。
【注意書き】
・閻鬼…ぽい
・シリアス(?)
「次の方、どうぞ」
「はい、君は天国。おめでとう」
閻魔大王とその秘書である鬼男は、死者の裁きをしている。
「今日の裁きは次の死者で終わりです」
「うん」
「次の方!どうぞ」
最後の死者は青年だった。
「えーと…君は地獄だね」
「え…?そんな!待って下さい!」
「君、自分が何したか覚えてないの?」
抗議しようとした青年を閻魔の声が制す。
「人を一人殺してるね?」
「それは…!」
「…それは?」
少し低い声で閻魔が問う。青年はその冷たい声に戸惑いながらも応えた。
「…それは…あの者が私の大切な者を殺したからです」
戸惑いながらもハッキリとした声で言う。確かに青年の殺した男も女性を殺していた。
「あいつは…俺の最も大切な者を奪った…!裁きを受けるのは当然です!」
「罪は罪だ」
「そんな!?」
閻魔が冷たく言い放つ。その表情はいつもでは考えられないほど無表情だ。鬼男は、そんな閻魔の様子を口を出さずに見ている。
「人が人を裁く権利はない。ましてや罪があるとはいえ、自身の判断で人を殺して良い権利などあるはずもない」
「…っ…」
「地獄で大人しく罪を償え」
青年は意外にも大人しく、俯いたまま地獄へいった。
「…終わりましたね」
「うん。以外と潔かったねぇ」
閻魔がさっきの雰囲気と違い、他人事のように話す。
「ねぇ、鬼男くん」
「はい?」
「人が人を裁くことはどう思う?」
少しの間を置いてから、鬼男が答える。
「如何なる理由があろうとしてはいけないことだと思います。規律を守る為の手段として、公正な判断のもとでは許されることもあるでしょうが…」
「そうだねー…でもね?」
閻魔がクスリと笑って、返す。
「『人が人を裁いて良いのか』なんて言うけどさぁ…俺も元々人なんだよね」
「まっ…今は神だけどさ」と閻魔は軽い口調で話した。
「あの者は…自分の感情や想いで人に裁きを与えてしまった」
「大王…?」
「…鬼男くんの言う通り、如何なる場合も人に裁きを与えると言うのは罪なんだよ」
優しい口調で言い聞かせるように言った。
「…それって…」
鬼男が何かを言いかけたのを閻魔は何も言わずただ微笑んでいる。何処か悲しみを抑えたような表情で…
「まっ…人に裁きを与えるのは重いことだってことだよ」
「…」
『では閻魔大王であり、いつも裁きを与えている貴方は…?』と鬼男は言おうとしたが言えなかった。閻魔が笑っているのに辛そうな顔をしているから…。
「大王…」
「ん?……鬼男くん…?何で…泣いてるの?」
閻魔の言うとおり、鬼男は泣いていた。ただ静かに…。閻魔はその体を優しく包み込むように抱きしめた。
「どうしたの?鬼男くんが泣くなんて珍しい…」
鬼男はただ静かに何を言うでもなく涙を流す。
『なんで僕はこの人の為に何も出来ないのだろう』その思いがグルグルと頭の中にあった。いつも誰かの前では泣かないくせして、時々凄く悲しそうな顔をする。誰にも頼らない…結局は独り。
分かっていたって僕は何もできない。
「…すいません…大、王…」
「なんで鬼男くんが謝るの?鬼男くんは何にも悪くないよ」
閻魔は何を謝られているのかは聞かず。鬼男の言葉に耳を傾ける。何故、鬼男が謝っているのかは大体分かっているのだろう。
「すいません…」
その言葉しか言う言葉がなかった。何を言えばいいか分からなかった。
「平気だよ」
鬼男の言葉に優しく応える。謝りつづける子供に言い聞かせるように。
「ありがとう」
閻魔が鬼男の言葉とは裏腹にお礼の言葉を言う。
俺の為に泣いてくれて、俺の事を想ってくれて…ありがとう。
「…僕は…何にもできません…」
「そんなことないよ。俺のことを想ってくれてるでしょう?」
俺はそれだけで十分だよ?
「…っ…」
それ以上何も言わなかった。言えなかったと言うほうが正しいかもしれない。閻魔も何も言わなかった。ただ、優しく鬼男を包み込んでいた――。
_____________________________________________
【あとがき】
鬼男くんが泣いてしまったので思ったより幼くなってしまいました。
この小説は「『人が人を裁いて良いのか』なんて言うけどさぁ…俺も元々人なんだよね」と言う閻魔のセリフを思いついたところから、書き始めました。
「いかなる理由があっても裁くのは罪」というのは閻魔大王は人を裁く罪によって、日に3度拷問を受けるというのを聞いたことがあり書きました。ただ、詳しくは知らなかったので表には出していません。
今、調べてみると「地獄に人を送り苦しみを与えるのが罪」だそうです。そして閻魔大王は「一日に三度熱した銅を飲む、そして悶死する。死んで蘇って人を裁くという自分の任務を続けてゆく。人の過ちをえぐり出すのも、みな自分の問題として考える」 と言うことらしいです。
…曖昧なことしか言えず、申し訳ありません。私のイメージとしては、閻魔は永遠に死なないと言うイメージがあるのでなんとも言えません(--;
まぁ…日に3度拷問を受けると言う話はこの小説の中では、言っていませんので『こういう話もあるんだ~』くらいに思っていただければ良いです。
長々と失礼致しました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
「はい、君は天国。おめでとう」
閻魔大王とその秘書である鬼男は、死者の裁きをしている。
「今日の裁きは次の死者で終わりです」
「うん」
「次の方!どうぞ」
最後の死者は青年だった。
「えーと…君は地獄だね」
「え…?そんな!待って下さい!」
「君、自分が何したか覚えてないの?」
抗議しようとした青年を閻魔の声が制す。
「人を一人殺してるね?」
「それは…!」
「…それは?」
少し低い声で閻魔が問う。青年はその冷たい声に戸惑いながらも応えた。
「…それは…あの者が私の大切な者を殺したからです」
戸惑いながらもハッキリとした声で言う。確かに青年の殺した男も女性を殺していた。
「あいつは…俺の最も大切な者を奪った…!裁きを受けるのは当然です!」
「罪は罪だ」
「そんな!?」
閻魔が冷たく言い放つ。その表情はいつもでは考えられないほど無表情だ。鬼男は、そんな閻魔の様子を口を出さずに見ている。
「人が人を裁く権利はない。ましてや罪があるとはいえ、自身の判断で人を殺して良い権利などあるはずもない」
「…っ…」
「地獄で大人しく罪を償え」
青年は意外にも大人しく、俯いたまま地獄へいった。
「…終わりましたね」
「うん。以外と潔かったねぇ」
閻魔がさっきの雰囲気と違い、他人事のように話す。
「ねぇ、鬼男くん」
「はい?」
「人が人を裁くことはどう思う?」
少しの間を置いてから、鬼男が答える。
「如何なる理由があろうとしてはいけないことだと思います。規律を守る為の手段として、公正な判断のもとでは許されることもあるでしょうが…」
「そうだねー…でもね?」
閻魔がクスリと笑って、返す。
「『人が人を裁いて良いのか』なんて言うけどさぁ…俺も元々人なんだよね」
「まっ…今は神だけどさ」と閻魔は軽い口調で話した。
「あの者は…自分の感情や想いで人に裁きを与えてしまった」
「大王…?」
「…鬼男くんの言う通り、如何なる場合も人に裁きを与えると言うのは罪なんだよ」
優しい口調で言い聞かせるように言った。
「…それって…」
鬼男が何かを言いかけたのを閻魔は何も言わずただ微笑んでいる。何処か悲しみを抑えたような表情で…
「まっ…人に裁きを与えるのは重いことだってことだよ」
「…」
『では閻魔大王であり、いつも裁きを与えている貴方は…?』と鬼男は言おうとしたが言えなかった。閻魔が笑っているのに辛そうな顔をしているから…。
「大王…」
「ん?……鬼男くん…?何で…泣いてるの?」
閻魔の言うとおり、鬼男は泣いていた。ただ静かに…。閻魔はその体を優しく包み込むように抱きしめた。
「どうしたの?鬼男くんが泣くなんて珍しい…」
鬼男はただ静かに何を言うでもなく涙を流す。
『なんで僕はこの人の為に何も出来ないのだろう』その思いがグルグルと頭の中にあった。いつも誰かの前では泣かないくせして、時々凄く悲しそうな顔をする。誰にも頼らない…結局は独り。
分かっていたって僕は何もできない。
「…すいません…大、王…」
「なんで鬼男くんが謝るの?鬼男くんは何にも悪くないよ」
閻魔は何を謝られているのかは聞かず。鬼男の言葉に耳を傾ける。何故、鬼男が謝っているのかは大体分かっているのだろう。
「すいません…」
その言葉しか言う言葉がなかった。何を言えばいいか分からなかった。
「平気だよ」
鬼男の言葉に優しく応える。謝りつづける子供に言い聞かせるように。
「ありがとう」
閻魔が鬼男の言葉とは裏腹にお礼の言葉を言う。
俺の為に泣いてくれて、俺の事を想ってくれて…ありがとう。
「…僕は…何にもできません…」
「そんなことないよ。俺のことを想ってくれてるでしょう?」
俺はそれだけで十分だよ?
「…っ…」
それ以上何も言わなかった。言えなかったと言うほうが正しいかもしれない。閻魔も何も言わなかった。ただ、優しく鬼男を包み込んでいた――。
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【あとがき】
鬼男くんが泣いてしまったので思ったより幼くなってしまいました。
この小説は「『人が人を裁いて良いのか』なんて言うけどさぁ…俺も元々人なんだよね」と言う閻魔のセリフを思いついたところから、書き始めました。
「いかなる理由があっても裁くのは罪」というのは閻魔大王は人を裁く罪によって、日に3度拷問を受けるというのを聞いたことがあり書きました。ただ、詳しくは知らなかったので表には出していません。
今、調べてみると「地獄に人を送り苦しみを与えるのが罪」だそうです。そして閻魔大王は「一日に三度熱した銅を飲む、そして悶死する。死んで蘇って人を裁くという自分の任務を続けてゆく。人の過ちをえぐり出すのも、みな自分の問題として考える」 と言うことらしいです。
…曖昧なことしか言えず、申し訳ありません。私のイメージとしては、閻魔は永遠に死なないと言うイメージがあるのでなんとも言えません(--;
まぁ…日に3度拷問を受けると言う話はこの小説の中では、言っていませんので『こういう話もあるんだ~』くらいに思っていただければ良いです。
長々と失礼致しました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
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